2021年に読んだ本
2021-12-30 17:05 (last year)

今年読んだ本とその感想をそれぞれ簡単にまとめました。

まずタイトルの一覧を示し、感想はその下に書きます。

読んだ本(タイトルの一覧)

  1. 生成 Deep Learning――絵を描き、物語や音楽を作り、ゲームをプレイする - David Foster、松田晃一、小沼千絵(オライリー・ジャパン)
  2. 相対化する知性 人工知能が世界の見方をどう変えるのか - 西山圭太、松尾豊、小林慶一郎(日本評論社)
  3. 新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方 - ジェイ・エイブラハム、小山竜央(角川書店)
  4. STARTUP  スタートアップ―アイデアから利益を生みだす組織マネジメント― - ダイアナ・キャンダー、牧野洋(新潮社)
  5. 句動詞の底力 「空間発想」でわかる広がる英語の世界 (「底力」シリーズ) - クリストファー・バーナード
  6. 英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史 - 堀田 隆一(研究社)
  7. はじめての英語学 - 長谷川瑞穂、大井恭子、木全睦子、森田彰、高尾享幸(研究社)
  8. 英語教師のための第二言語習得論入門 - 白井恭弘(大修館書店)
  9. 外国語学習に潜む意識と無意識 - 福田純也(開拓社)
  10. 蒼い時 - 山口百恵(集英社文庫)
  11. 時間の花束  Bouquet du temps  幸せな出逢いに包まれて - 三浦百惠(日本ヴォーグ社)
  12. 新装増補版 戸川純全歌詞解説集 ── 疾風怒濤ときどき晴れ - 戸川純 (ele-king books)
  13. Basic Language Learning 本気で学ぶイタリア語 - 本多 孝昭(ベレ出版)
  14. Complete Swedish Beginner to Intermediate Course - Anneli Haake (Teach Yourself)

感想

  1. 生成 Deep Learning――絵を描き、物語や音楽を作り、ゲームをプレイする - David Foster、松田晃一、小沼千絵(オライリー・ジャパン)


     VAE や GAN などの生成モデルに特化した本。最初に紹介する本ながら、読みかけである(というか途中まで読んでストップしている)。
     たとえば一昨年から去年にかけて参加した DL4US(ディープラーニング講座)では画像からのキャプション(文章)生成や画像生成などに実際に取り組み、純粋にこの生成モデルの面白さの虜になった。
     そんなこともあって本書を購入したが、仕事が少し忙しくなったタイミングでストップしてしまった。自分の Mac で動かしていると学習がなかなか進まないことも相まってなかなか再開できずにいる。
     ただし、上で述べたとおり、強く興味を抱いている分野であることは本当なので来年こそは本書を攻略したい。
  2. 相対化する知性 人工知能が世界の見方をどう変えるのか - 西山圭太、松尾豊、小林慶一郎(日本評論社)


     人工知能(特にディープラーニング)の開発が進んでいく中で、人間の認知構造のあり方やそもそも「知性」というものの定義はどのような変化を迫られるのかについて 3 人の著者がリレー形式で述べた本。
    松尾豊氏が担当した第一部では技術の観点からディープラーニングについて論じられており、第一次・第二次 AI ブームの時代の話から CNN、RNN、 強化学習から世界モデルの話まで言及されており、今までそしてこれからの AI 技術についてがわかりやすくまとまっている。
     ただし、よくある「各技術(画像認識や自然言語処理など)の概要を淡々と紹介しておしまい」という形にはとどまっていない。 たとえば、ディープラーニングで行われていることは高次元の空間のもつれを紐解き (disentanglement) 低次元の多様体を見つけることに相当するのだということや、知能はセンサとアクチュエータにより外部環境を知覚する「知覚運動系(システム 1)」と 言葉や記号を用いた概念操作を行う「記号系(システム 2)」の 2 階建構造を取っているのではないかという仮説(ベンジオの論文やファスト&スローの議論などを下敷きにしたもの)まで詳しく述べられており読み応えがある。
     また、「AI はすごい」とよく世間で言われるが、それはそもそも「コンピュータを使ってプログラムを動かすことがすごい」ということや「データの活用がすごい」ということなどと渾然一体に語られているという、 AI 技術者なら誰しも感じたことがあり(かつ諦めている人も多)そうな世間の認識とのギャップの部分についてもそれを丁寧に解説する表(この技術は単にプログラムがすごいというもの、この技術はデータを活用したからすごいというものなど)を作って説得を試みており やはりいろいろと思うところはあるのだろうと感じさせられる。また、我が国の状況について「いまになって、ようやくデジタル化とか、プログラミング教育と言っているが、そのこと自体がそもそも遅すぎる」と断言しているのも痛快である。

     第二部では人工知能の発展によって「知性」というものが人間に固有のものではなくなってしまい、それにより人間の認知も変化を迫られるのではないかということが述べられている。 特に、生命体でも人間の脳でも人工知能でも、「外部からの感覚データを受け取ってそれを内部の状態に反映し、さらに外部に働き変えて内部のエントロピーの増大を防ぐ」というマルコフ・ブランケット、 そして、「ミクロの単位(たとえば細胞)から構成されるマクロの単位(たとえば人体など)には、ミクロの単位をいくら観察してもわからないマクロの秩序が立ち現れる」という立ち現れ(エマージェンス)の 2 つのメカニズムを中心に論が組み立てられている。
     第三部では人工知能の出現が、新しい政治哲学(公共哲学)を築くきっかけとなるのではないかということが論じられている。ここでは、あらゆる知は可謬性(間違っているかもしれないこと)を有していることを前提とすることで、 それが自由の根拠となる(逆に無謬な知を想定すると、それに反する行動を取ることができなくなり、全体主義的なイデオロギーにつながる)ということが述べられている。 そのために、人工知能がさらに発展していく中でも、人工知能により導き出される知を無謬なものではなく可謬なものと認識し、そうした間違いかもしれない知を使って間違いかもしれないことを実行して試行錯誤を繰り返す(まるで誤差逆伝播法のように)ことができる自由が肝要なのだという。

     第二部や第三部になると、ハイエクやヒダルゴ、スピノザ、ライプニッツ、ロールズ、ヘーゲルからマイケル・サンデルまで洋の東西はもちろん時代も分野もさまざまな思想家・哲学者・経済学者の論が引用される。 人工知能をテーマにした本でこのような展開の文献はほかでは見たことがなく、読むたびに自分のなかに新たな思考の切り口が開かれていくように感じた。
     なお、人工知能(ディープラーニング)という技術と哲学的な話をリンクさせて語ることにはかなり難しさが伴うだろうことは想像に難くない。現状の AI 技術に関して中途半端な知識で語ろうとすると 「人間が AI に支配される」といった現実離れした話になりかねないし、そこまでいかずとも AI から知一般に話を展開すること自体、どこか地に足がついていない話のような印象を与えるかもしれない。
     しかし、ディープラーニングによって各分野で驚異的な成果がどんどん出ている今、知性というものを相対化して捉え直すことは価値のある取組みであることは否定しえないし、本書を読むことで、思想・哲学的な文脈における AI という扱いが難しい論点にあえて切り込んでいくことの必要性を実感できた。
  3. 新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方 - ジェイ・エイブラハム、小山竜央(角川書店)


     マーケターのバイブルとも言われる有名な本。クライアントに対してだけでなく、見込み客、販売業者、(自分が雇用主であった場合の)従業員や、 (自分が従業員であった場合の)上司など、自分と相対するすべての相手との(広い意味での)取引において、相手の ニーズを理解し、信頼を築きながら自分も利益を得る方法を「卓越論」としてまとめている。
     メール、電話、直接の交渉など様々な媒体における方法論が具体的な事例も織り混ぜて紹介されているが、 かといって再現性のない成功事例の羅列にとどまらず、マーケティングあるいはビジネスとは顧客のニーズを理解し、 まるで友人のように彼らの問題解決に尽力することだという著者の哲学が本書全体で貫かれている。
  4. STARTUP  スタートアップ―アイデアから利益を生みだす組織マネジメント― - ダイアナ・キャンダー、牧野洋(新潮社)


     起業家が自分のアイデアをビジネスとして成功させるにあたって理解すべき考え方を小説の形でまとめた本。 アイデア(仮説)を実際に顧客インタビュー等を通じて検証し、実際にその仮説が正しい、すなわち顧客が「偏頭痛級の問題」を抱えていると証明できたら適切な解決策を構築せよという内容。
     小説のスタイルで書かれているのは(一般的なビジネス書のようなスタイルと比べて)一見非効率的に見えるが、読み進めていくとストーリーとともに頭に入ってくるため思っていた以上に説得力のある内容に仕上がっている。
  5. 句動詞の底力 「空間発想」でわかる広がる英語の世界 (「底力」シリーズ) - クリストファー・バーナード


     英語における句動詞(動詞 + 「前置詞 or 副詞の組み合わせ」(パーティクル)で構成される動詞句)について学べる本。
     日本人(あるいは少なくとも私)にとって句動詞はなかなか扱いづらく、ある動詞のあとにどのようなパーティクルをつなげるべきか迷うことが多い。 実際、get to と arrive のように、ある句動詞と、一語で言える動詞の 2 つを比べた場合、一語で言える単語のほうが簡単に思える。 ただ、ネイティブの発話や文章に接すると、一語で言える単語よりは簡単な動詞とパーティクルの組み合わせが頻繁に登場するような印象がある。 そういったことを踏まえると、文章理解や自然なアウトプットのためには句動詞の勉強が必要だろうという課題意識から手に取った本。

     本書では句動詞について多くの用例やデータ(動詞やパーティクルの登場頻度、組み合わせの頻度)、考え方が記載されている。
     たとえば日本語では「(木を)切る」と言えても、英語では "cut down the tree"(切り倒す)、"cut back the tree"(余分な枝を切る)、"cut up the tree"(木を細かく切断する)など パーティクルによって異なる意味を表し、"cut the tree" と言えば「木に切れ目を入れる」という、「木を切る」という意味からはかけ離れた意味になってしまう。
     このことからもわかるとおり、英語では空間的あるいは時間的な広がりがパーティクルに含まれ、それを動詞と組み合わせることで句動詞として柔軟な表現ができるという。 日本語では空間的・時間的な広がりを持つ動作は「切り倒す」などと複合動詞として表現することが多いため、 日本語を英語に単純に変換する形で英文を組み立てようとしてもなかなかうまくいかないのだろう。

     個人的に、日本語でたとえば「(調味料を)フライパンにインする」「電源をオンする」といった表現を耳にするたび、 前置詞や副詞を「〜する」というかたちで(つまり動詞として)使うことはおかしいのではと違和感を覚えていたのだが、 上記のような日英の違いを理解することでその違和感も解消されたように思う。つまり、「調味料をフライパンに<?>する」という文章がある場合、 <?>には調味料を入れるという空間的な動きを表すものが入るため、たしかに in や on などのパーティクルを当てはめることが適切なのだろうと納得した。
  6. 英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史 - 堀田 隆一(研究社)


     英語の規則にはなぜそのようなルールで発話・記述するのかよくわからないものが多い。たとえば発音に関しても綴り字どおりに読まなかったり発音しない文字があったりするし、 動詞の活用(特に不規則活用)や単数形・複数形、あるいは仮定法においてなぜ過去形を使うのか、などそういった「よくわからない」ルールは枚挙にいとまがない。 本書は、これらの不可解に見える現象を英語史の観点からひとつひとつ丁寧に説明した本。好奇心が満たされるだけでなく、英語あるいは言語を変化するものとして相対的に捉えることができるようになる。
  7. はじめての英語学 - 長谷川瑞穂、大井恭子、木全睦子、森田彰、高尾享幸(研究社)


     英語について、英語の起源や歴史、単語や文のできる仕組み、意味論、情報構造(どのような順で文の情報がもたらされるか示すもの)など幅広く英語に関するトピックスを扱った本。 書名に「はじめての」とあるように、おそらく英語学の入り口に過ぎないのだろうが、少なくとも専門外の私にとっては英語学の世界を広く概観でき、かなり満足できるものだった。
  8. 英語教師のための第二言語習得論入門 - 白井恭弘(大修館書店)


     第二言語習得論 (Second Language Acquisition) の入門書。英語の勉強をする中で、英語学習自体の方法論を知りたくなったため読んだ本。 内容を大雑把にまとめると「大量のインプット+少量のアウトプットで効果的な学習ができる」という主張になる。
     このようにまとめてしまうと内容が薄いような印象を与えてしまいかねないが、インプット仮説や自動化理論など、第二言語習得における理論の紹介および、 実践的な学習の場においてどのように指導を行うべきかが丁寧に書かれている。
     書名にあるとおり英語教師向けに書かれたものだが、どのような学習が効果的かという内容であるため(私のような)学習者が読んでもじゅうぶんに得るものがある。
  9. 外国語学習に潜む意識と無意識 - 福田純也(開拓社)


     英語などの外国語学習について、幼児期から無意識的に言語を習得するネイティブと、外国語として教育の中で意識的に言語を学ぶ外国語話者はしばしば対比され、意識的か無意識的かが言語習得の成否を左右するというように言われることは多い。 本書ではそういった外国語学習における意識と無意識の違いに注目して、それがどの程度実際の言語習得に関わるのかが論じられている。
     結論となる主張としては、意識的な学習を行うことで知識が早く身につくなどそれ自体はポジティブな効果をもたらすが、一方で実際の言語運用には無意識的な知識が用いられると考えられており、その習得には長期的な学習が必要、というものになろう。
     この結論だけを見ると「それはそうだろう」と思えるが、この主張を理解するためには意識的学習、無意識的学習、意識的な知識、無意識的な知識の 4 つに分けたうえで それら自体(たとえば「意識的学習」とはどんなものか等)およびそれらの関係性を見る必要があり、本書ではかなり深くまでこうしたことが論じられている。
     外国語習得のヒントになればと購入した本ではあるが、そもそも「意識」とはなんなのかという根本的な部分から始まり機械学習まで議論の射程が及ぶかなり骨太な本であった。 特に、機械学習や自然言語処理に関する文献等で言語学の知見を援用する場面はよく目にしたものの、逆に言語学の文献の中で機械学習の知見にしっかりと言及するという場面は個人的にあまり目にしたことがなかったので新鮮だった。 しかし、機械学習による翻訳においても注意(アテンション)が重要な役割を果たすことを思い出すと、外国語学習における人の意識・無意識を考えるうえで機械学習の知見と切り離して考えるほうが不自然に思えるし、
     逆に機械学習や人工知能の分野でも言語学などの知見を直接的に活用できるような余地がもっとあるのかもしれない。
  10. 蒼い時 - 山口百恵(集英社文庫)


     山口百恵が歌手引退とほぼ同時に著した彼女のそれまでの半生を綴った自伝。幼少期に住んでいた横須賀の町、家族、性について、また、裁判、結婚、引退といった象徴的な出来事について綴られている。
     山口百恵はもちろん私の世代ではまったくないが、今年(2021 年)の春頃にたまたまプレイバック Part 2 やイミテイション・ゴールドを YouTube で聴き、「あっ、本物(の音楽)だ」と直ちに理解しハマった。 最初は彼女の曲を広く聴くことで満足していたが、彼女自身が書いた自伝があると知り、読まないわけにはいくまいと購入した。
     まず驚いたのは何よりも山口百恵の文才である。短く切った文が小気味よく続き、しかし無機質にならずその時々の出来事や彼女の心情が鮮やかに描き出されている。 当時 21 歳でなおかつ物を書くことが本職でもない彼女が書いたことを思うと驚くほかない。
     結婚と同時に芸能活動を引退してしまった彼女の生き方を前時代的なものだと捉える見方もあるかもしれないし、実際この本によるとファンからのそういった批判の声も本人に寄せられたらしいが、 自立した女性とは、「生きている中で、何が大切なのかをよく知っている女性」なのだと反論している。実際に彼女の半生を知ると、確かに彼女が家族や家庭、恋人(配偶者)が最も大切なものだという考えに至り それらを守るために芸能活動引退の道を選んだことは自然なことのように思える。
     なお、ある春の終わりの明け方、夜の終わりと朝の始まりの間のほんの一瞬の空の色を「蒼く」感じたということで、 歌手活動を引退しひとりの個人として新しい人生を歩み始める狭間のその瞬間をその一日の終点と始点をつなぐ瞬間にたとえてこの「蒼い時」というタイトルにしたのだという。
  11. 時間の花束  Bouquet du temps  幸せな出逢いに包まれて - 三浦百惠(日本ヴォーグ社)


     山口百恵(三浦百恵)が 1980 年に歌手活動を引退した後、1988 年から始めたキルト製作の作品集。ページをぱらぱらめくり、色とりどりのキルトを眺めているだけでも楽しいが、 各作品にはそれを作ったときの気持ちやストーリーがコメントとして付されており、ひとつひとつの作品に家族や友人への想いがこもっていることが理解できる。
  12. 新装増補版 戸川純全歌詞解説集 ── 疾風怒濤ときどき晴れ - 戸川純 (ele-king books)


     アーティストが自ら歌詞の解説を行うということはなかなか珍しい(戸川純本人も本書の中でそれは認めている)。逆に言えばファンにとってはかなり貴重で本当にうれしい一冊。 詩自体の説明や表現に込めた思いはもちろん、その詩を書いたときの生活や裏話、参考にしたモチーフなどが全曲について打ち明けられており満足度は十分。 戸川純が映画通なのは知っていたが、この本でも映画のタイトルがこれでもかというほど次々に登場し、あらためて彼女の文化的な素養の深さを思い知らされた。
  13. Basic Language Learning 本気で学ぶイタリア語 - 本多 孝昭(ベレ出版)


     読書ではなく、こんな本まで「今年読んだ本」として紹介していたら英単語帳から TOEIC の問題集までなんでもありになりそうだが、 まあ教科書然とした技術書をこの記事で紹介したとしてもあまり違和感がないことを考えれば、教科書然とした外国語の本を紹介してもよかろうということで今年読んだ本として記載する。
     2 月ごろに学習を開始し、まだ読み(取り組み)終わっていない。
     昨年(2020 年)の 2 月にイタリアに行ってすっかり魅了されてしまって以来、主に料理(パスタなど)を作ることでその文化に触れつづけようとしてきたが、さらにもう一歩進んで言語も学んでみたくなりこの本を手に取った。
     名詞や動詞、形容詞の屈折(語形変化)になかなか馴染めず挫折しそうにもなった(実際、途中半年ほど学習をストップした)が、なんとか再開し、スローペースながら今も学習を続けている。
     イタリアから輸入された商品のラベルなど、生活の中でイタリア語を見かけそれが理解できたときは嬉しい。
  14. Complete Swedish Beginner to Intermediate Course - Anneli Haake (Teach Yourself)


     イタリア語学習とモチベーションは同様。こちらも読ん(取り組ん)でいる最中。2 年前に北欧(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)に行ったことが忘れられず、海外旅行にも行けない今なんとかしてそれらの国の文化に触れられないかという思いから スウェーデン語を勉強することにした。
     外国語学習を同時にいくつも進めると全部中途半端になったり頭の中でこんがらがってよくないという話も聞くが、順を追ってひとつ(の言語)ずつと考えているといつまで経っても勉強する日がこない気がしたし、 何よりこういった「特に必要に迫られているわけではない学習」というのはやる気が高い瞬間を逃すと勉強したいなとすら思わなくなってしまう可能性もあるため、半ば勢いで勉強を始めた。
     同じゲルマン語派に属するため文法自体はかなり英語と共通する部分も多く、単純にある英文を構成する単語をそのままスウェーデン語の語彙に置き換えれば文章として成立するということも多い。 2022 年も引き続き学習を進めていこうと思う。
     ちなみに、この本を買う前にニューエクスプレスのスウェーデン語の教科書も買ったが、それはスウェーデン語にカタカナで発音が全部振ってあり、それが逆に邪魔ですぐに放り出してしまった。 英語学習の際は基本的に日本語で英語を学ぶ(この英単語は日本語の○○に相当する、など)ため思考の軸が日本語のままとなりがちだが、英語で外国語を学習すると、当該外国語を日本語ではなく英語に直す形で学んでいくため 思考の軸を英語にすることができるような感覚があり、これは副次的な効用と言えるかもしれない。